赤ちゃんの部屋

出産は予定日よりも一ヶ月早かったため、体が小さめの未熟児ちゃんで生まれました。病院の保育器の中では、おとなしく同じ時期に生まれた赤ちゃんが他に十二、三人いたと思うのですが、保育器から出られても、母子別室を希望していたため、子供は赤ちゃんの部屋で、看護士さんや、助産士さんたちの管理のもと、二週間ほど過ごしました。夜中二時や三時に授乳に来れないお母さん達(出産の極度の疲労でどうしても行けなかったり、体調を崩したり)の為に赤ちゃんの部屋で、先ほども書いたように看護士さん達が時間になるとミルクやオムツを換えてくれるのです。その点は本当に安心でその部屋の温度も湿度も一定にたもたれていて、赤ちゃんにとっては、とても快適な部屋だったと思います。赤ちゃんの部屋というぐらいですので、赤ちゃんがたくさんいて、一人が泣き出すとカエルの合唱の様にみんな一斉に泣き出し看護士さん達も大変なようでした。うちの子は、そんな中でも一人だけ泣くこともなく、「これは、かなりの大物になるなぁ」と家族で言い合ったものでした。ところが、待ちに待った帰宅の日、自宅のマンションに着くなり大嵐の様な大泣きで、あまりに泣き止まないので、皆で大騒ぎ一日でへとへとでした。赤ちゃんの部屋ってそんなに居心地いいのかしら、と私も住んでみたくなりました。 横浜の産科(神奈川)